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【インディアン今昔話】インディアンvsハーレー”大恐慌時代”に何が起きた?

こんにちは、NORTH OSAKA INDIAN MOTORCYCLE(HDxMINO)の西尾です!!!
3連休のご予定はお決まりですか??”三寒四温”で春もスグソコ!!

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インディアンのモノづくり”舞台裏”をチラッと・・・!!

 

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さてさて・・・・”インディアンモーターサイクルをもっと知ってほしい!乗ってほしい!”と日々いろいろと考えている中、
「アメリカ最古のモーターサイクルブランド=インディアンモーターサイクル」と謳っているけど、意外とその歴史は知られていないのに気づきました(*´Д`)

という訳で、店頭では話題に出すことも多い”インディアンモーターサイクルの歴史”について、誕生~現代まで!ブログに書いていきたいぞと♪♪

今回は第四回!!『vsハーレーの歴史~1930年代/大恐慌時代~』をお届けしたいと思います\(^o^)/

直接続く”第三話”はこちら↓↓

【インディアン今昔話】インディアンモーターサイクル”誕生”に迫る
https://www.indian-motorcycle.inc/news/2025-02-11/

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前回のブログでは「V型エンジンの誕生~技術革新が進む”狂乱の20年代”~vsハーレーの火蓋が・・・!!」という内容でした(*´Д`)

今回は「大きなアメリカンモーターサイクル史の地殻変動が起きた」1930年代について掘り下げていきます♪♪
まずは時代背景から・・・・!ご存知の単語もイロイロ出てきます・・・・!

狂乱の20年代の終わりは突然に・・・1929年から始まった世界的な経済危機「世界恐慌」・・・・。

きっかけは”大量消費へと成長するアメリカ国内市場”に対して、イケイケだったほとんどの企業が”積極的な設備投資+大量生産”を行い、またそれを推し進める”銀行の融資がジャンジャン流れ込む”という状況になっており、【実体経済とかけ離れた過剰な生産=大量のモノ余り】が起きてしまいます。

銀行は大量に貸す→企業は大量に作る→過剰に余ったモノが企業を圧迫し始める→でも大量生産は止められず・・・・、ついに1929年にアメリカ国内市場の株式が大暴落・・・・。銀行は倒産が相次ぎ、お金を借りられなくなった企業がバタバタと倒産、失業者が街に溢れてしまいました。。。。

↑これは失業者が銀行の倒産を恐れて集まっているいわゆる「取り付け騒ぎ」の様子

 

失業者は155万人から1929年から434万人に急増・・・、1931年に入ってからは更に倍近い802万人に・・・・(*_*)
合衆国政府もほぼ無策のまま、1932年には失業者が1,200万人を超え、翌1933年には1,283万人に達してしまいます。。。。。

↑こちらは、無料のスープとドーナツに並んでいる失業者の行列。。。。今でいうと炊き出しですね(;´Д`)ツライ

アメリカの大恐慌が世界に伝播し、世界恐慌の時代になってしまいます。
これが根深く第二次世界大戦に続く火種にもなるのですが、これはまた別の話。。。。


1932年、フランクリン・ルースズベルト大統領が就任し、「ニューディール政策」によって立て直しを図ります。
「大規模な公共事業で雇用を創出」「疲弊した農民の救済措置」「労働者の保護を目的とした法律を作る」などなど・・・・手を尽くして回復を図ります。
持ち直すかと思われた景気はまた悪化・・・・、本格的な景気回復は(皮肉にも)第二次世界大戦の1940年代まで待つことになります。

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はい、いかがだったでしょうか??
エネルギーに満ち溢れていた1920年代から、どん底に落ちるような1930年代・・・・。想像を絶するような不況だったことが窺われます(;'∀')
こんな時代背景の中、我らがインディアンモーターサイクルを始めとしたアメリカンモーターサイクル史はいかに・・・・・!??

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こちらは「アメリカンモーターサイクルの殿堂」から、当時のインディアンモーターサイクル社長を称えるPVをご覧ください♪

彼の名は「ポール・デュポン」、1930年から1945年までインディアンモーターサイクルの社長を務めた人物で、1929年からの大恐慌時代、インディアンモーターサイクルを力強く前進させた”大”功労者ですΣ(゚Д゚)

デュポン??と聞いて「何か聞いたことあるな」という方も居られるかもしれません!?
1800年代のはじめ、もともとは火薬を製造する会社からスタートし、アメリカ合衆国に本社を置く総合化学メーカー(世界最大規模の化学メーカーのひとつ)で、自動車やエレクトロニクス、農業、住宅・建築など幅広い分野で事業を展開している財閥ですΣ(゚Д゚)

↑デュポン社の火薬を運んでいた台車の実物


ロックフェラー財閥と並んで、アメリカの3大財閥と言われる『デュポン家』に生まれたポールは、幼いころからメカ好きが高じて「自分でエンジンを作って自転車に載せたり」「地元に小さな船用エンジンの会社を作ったり」と、技術者としても非常に優秀で、船のエンジンを作る会社はそののち、自動車メーカー(デュポン・モータース・カンパニー)として、高級自動車を生産するようになります。

↑デュポン・モータース・カンパニーの「モデルG」

インディアンモーターサイクルに興味を持ったのは1920年代中頃と言われています。
デュポン家は当時のインディアンに投資をしており、当時は「狂乱の20年代」でアメリカではモーターサイクル需要が花開いていた時代ですね♪♪

ところがその後、1929年に大恐慌時代へ突入・・・・。
高級自動車メーカーであるデュポン・モーターズ・カンパニーは経営危機+デュポン家の投資しているインディアンも当然経営危機になってしまいますΣ(゚Д゚)

そこで、デュポン家として投資も行っていたインディアンを買収・デュポン・モーターズ・カンパニーと合併させ、自動車の生産を中止・社長に就任いたしますΣ(゚Д゚)

デュポン社の傘下になったことで、「経営が持ち直し」デュポン社のノウハウで「塗装のクオリティが段違いに上がる」など良いこともたくさんあったようで、中でもデュポン・モーターズ・カンパニーでもともとデザイナーを務めていた「ブリッグズ・ウィーバー」が”その後のアメリカンバイクのスタイルを方向付けるインディアンモーターサイクルの新しいデザイン”を生み出しますΣ(゚Д゚)



↑こちらは1939年のCHIEF(チーフ)!!もちろん塗料はデュポン社製です。

現在のインディアンモーターサイクルにも繋がり、そしてアメリカンモーターサイクルのデザインへも大きく影響を与えた、「大恐慌時代からの企業買収が生んだミラクル」とも言えるかもしれません!?

また、「移動手段として発展してきたモーターサイクル」でしたが、ポール・デュポンは「娯楽としてのモーターサイクル」という方向性に絞り、インディアンモーターサイクル社の舵を切っていきます・・・・・!

そして”SCOUT””CHIEF”の2本立てでの生産に切り替え、『娯楽として特化するインディアンモーターサイクル』は、「レースで活躍することで注目度を上げる」「高性能な車両を作り出す」ことで、大恐慌時代を乗り越えていくんですね(*´Д`)ハァハァ



1930年代で忘れてはならないインディアンモーターサイクルの代表作と言えば『INDIAN FOUR(インディアン フォー)』!!

1927年にエース・モーター・コーポレーションを買収、主力モデルを「インディアン エース」という名で販売していた時期があったのですが、外観・中身をブラッシュアップし直列4気筒!!というド迫力のエンジンを積んだ異端モデル!?です(;゚∀゚)=3ハァハァ

「娯楽に特化するインディアンモーターサイクル」らしく、「もっと速く・もっと遠くへ」を具現化する1台でした♪♪

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一方、ライバルである「ハーレーダビッドソン」も漏れなく大恐慌時代のあおりを受け、生産台数を大きく減らしてしまいます。
売上は1929年の21,000台から1933年には3,703台まで落ち込んだ・・・・ということなので、ダメージも相当大きかったかと推察されます(;'∀')

↑苦境の時、産業用モデルとして経営を支えた「サービカー」は警察車両・配達用車両として人気だったそうです。

ラインナップを絞ることでダメージを軽減、一般モーターサイクル用エンジンだけでなく、「産業用のエンジン」モデルも開発し、大恐慌時代を乗り越えていく・・・中、なんとこのタイミングで”インディアンモーターサイクルを超える技術革新”を果たします・・・・!!


1936年「ナックルヘッド」と呼ばれる新エンジンを開発、「新時代のエンジン技術」としてインディアンを引き離します(´;ω;`)スゲー


そんな1930年代後半には「インディアンvsハーレー」による「政府契約競争」も激化したそうで、両社とも性能・耐久性でアピールを重ね、次第に『軍用モーターサイクルへの市場拡大』へと繋がっていきます(*´Д`)



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はい!いかがだったでしょうか!??

「大恐慌でバイク需要が大きく減った1930年代前半」「ニューディール政策などの公共事業でモーターサイクルの利用が増えた1930年代後半」だったのですが、インディアンモーターサイクルには力強い後ろ盾=ポール・デュポンの舵取り・ハーレーダビッドソンは新たな技術革新でそれぞれ大恐慌時代を乗り越えることに成功します!

しかし・・・・!?

前述の「世界恐慌が第二次世界大戦の引き金に・・・」「アメリカの景気回復は第二次世界大戦の軍事特需で・・・」という話題の伏線にもなりますが、この大恐慌時代を生き抜いたインディアンとハーレーは、この後、対照的な歴史を辿ることになりますΣ(゚Д゚)ナンヤテー

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今回は「大恐慌時代を生き抜いた”1930年代”・・・・・!!」にフォーカスしてお届けしました♪♪

「企業買収で経営が上向いたインディアンモーターサイクル」「苦しい時期に技術革新のハーレーダビッドソン」・・・・
その歴史にも触れてみると、”インディアンとハーレーの関係性”の見え方もまた一つ楽しくなるのではないでしょうか(;゚∀゚)=3ハァハァ

では次回は・・・【紡ぎ続けたハーレー、切ってしまったインディアン・・・・(仮題)】でお付き合いください♪♪

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